小さな会社の戦略がこれからのスタンダード

小さな会社にとって最もいい時代

インターネットの普及によって、誰もが低コストで日本全国に向けて情報発信ができるようになりました。
では、この「誰もが低コストで日本全国に向けて情報発信ができる」とは、どのような意味を持つのでしょうか?

誰もが情報発信ができる

これはビジネスにおいては、すべてのニッチ市場に誰もが参入できるということです。

つまり、近くにはほとんどいないであろう顧客に向けての商品であっても、日本全国には必要な利益を得ることができるくらいのマーケットがあるということです。

1県に100人しかいない顧客の為の商品でも日本全国であれば4700人になります。
これが、世界に向けたらもっと大きくなります。

これまでのビジネスとは、最大公約数のニーズに対して商品を開発して売るということでした。
つまり、なるべく多くの人に対して、商品を売るための方法が取られてきたのです。

これは、ごく狭いニッチ市場で商売しようとすると、広告コストや配送コストがかさみ、利益を出すことが難しかったからです。そして、そのような市場には、効率的に商品を売る方法がなかったために、結局最大公約数のニーズのある商品を売るしかなかったのです。

しかし、今ではそれが簡単にできるようになっています。
そうなると、顧客の要望に100%こたえる商品を売ることができるようになります。

これが、これからのビジネスモデルであり、小さな会社が取るべき戦略なのです。

拡大を目指すことはできない

しかし、このビジネスでは利益をどんどん拡大していくことはできません。
一定のところで売上げが頭打ちになっていきます。(これは、市場が小さいのですからしかたがありません)

しかし、逆にいえば競争相手が多く出る市場ではありませんから、激烈な価格競争が起きることもありませんので、無理なコストダウンなど必要もありません。

だからと言って、大きなコスト構造を抱えてしまうと、そのコストを維持できるだけの利益を確保することもできないのです。

ということは、会社を大きくすることをあきらめなければいけないのです。

つまり、資本主義的な考え方のビジネスでは、対応できないのがこれからのビジネスです。
そして、反対に小規模企業や個人事業者にとっては、小さな会社の戦略を取ることで、巨大なチャンスが存在するということなのです。

ネットを活用すれば格差がなくなる

これを端的に言い表しているGoogleアジア太平洋地域社長の話を取り上げてみます。

以下、抜粋です。

「今やアジア太平洋地域の中小企業は、大企業と同じ土俵で戦えるようになりました。
例えば、15年前にフィリピンで起業した人は、新聞やテレビで広告をするには多大な費用が必要となり、
誰が広告を見たかを把握するのは雲をつかむような話でした。
これに対して現在は、PPC広告を使えばテレビCMの数十分の1の予算で世界中のネットユーザーに
情報を発信できます。
地域やキーワードを絞って配信したり、広告の反応を把握することも容易なのです。
あらゆる企業にチャンスが与えられる時代になり、とりわけスモールビジネスを始めるのは今がチャンスです。
これまでアジア地域では財閥などの大企業が寡占してましたが、ネットによってスモールビジネスが
後押しされるようになっりました。
例えば、インドでお土産をネット販売するChumbak社は、PPC広告を出稿したことで、
海外の購入者が増加しただけでなく、日本で商品を販売するまでに業務を拡大しています。
香港でタトゥーショップを営むTattoo Temple社もPPC広告を展開した結果、
輸出できない商品であるにもかかわらず、海外からの引き合いが増えたといいます。
インターネットを活用すれば顧客を探せるし、物流を考慮せずに製品を届けられます。
大きな投資は不要で、大量の商品在庫を抱える必要もありません。
もはや工場で大量に作った商品を店舗に並べて買ってもらうのを待つ時代ではないのです。
スモールビジネスはいまや世界中の顧客を相手にすることができ、つまり巨大なビジネスとなっているのです。
さらに、スモールビジネスは、クラウドサービスを活用することで、
運営コストを抑えられるようになりました。
それは農業や医療、ラーメンであっても、あらゆる産業に当てはまります。
中小企業はインターネットを活用することで、従来の伝統企業との差がなくなる時代なのです。」

一部を抜粋しましたので、少し変な文章ですがそこは我慢してください。

小さな会社にとって最もいい時代

さて、ここで述べられていることは、いまは、小さな会社にとって、最もいい時代になったということです。

それは、インターネットの環境が、小さな会社にとって追い風となり、大企業とガチンコで戦える環境をもたらしているということです。

こうなると、じつは、大企業より強いのが小さな会社です。
なんたって、コストがかかっていません。

ただ、ここに気づいているかが重要です。

小規模事業者が、小さな会社の戦略を取っていけば、今後の世界のビジネスのスタンダードになっていくのです。

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